TFP Recommends Exhibitions

【開催中】 今週のTFP的おすすめ展覧会

植田光二

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【開催中】 今週のTFP的おすすめ展覧会

TFP Recommends Exhibitions

現在開催中の展覧会や写真展、アートイベントから、The Fashion Post (ザ・ファッションポスト) のおすすめを毎週ピックアップ。今週はどこへ行こう。毎週火曜日更新。

※新型コロナウイルスの感染予防の取り組みに関する最新の情報については、各施設の公式サイトにてご確認をお願いします。

12月5日〜12月11日

Sakai De Jun「MAKE AIR NOT WAR」

Sakai De Jun (サカイ デ ジュン) は、ファッション誌や広告などで活躍する写真家。横浪修に師事した後、2021年よりフリーランスで活動している。本展では、自身のライフワークでもあるエアギターを題材に用い、フィンランド・オウルの街全体がエアギターを介して笑顔と愛に包まれていく様子を写した作品を展示する。フィンランド・オウルで毎年開催されるエアギター世界大会は一見ふざけた、おかしな大会なようで、実は「武器を捨てて音楽を楽しみ戦争なんてくだらないことはやめてエアギターを楽しもう」という1つの大きな目的があるという。第二次世界大戦後も続く戦争の記録や軍の通信部隊のために作られたコンバットカメラのみを使い、二度と戦争を記録することがないよう、軍事カメラを通して平和の祭典を写真でおさめている。

場所: ギャラリー同潤会
住所: 東京都渋谷区神宮前4丁目12-10 表参道ヒルズ・ 同潤館2F
会期: 2023年12月6日 (水)〜2023年12月18日 (月)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 火
入場料: 無料
HP: www.gallery-dojunkai.com

デイヴィッド・シュリグリー「DO NOT TRUST THE MIRROR」

David Shrigley “Untitled” 2023 ⓒDavid Shrigley, Courtesy of Stephen Friedman Gallery, London and Yumiko Chiba Associates, Tokyo

David Shrigley (デイヴィッド・シュリグリー) は、1968年にイングランドで生まれ、長くグラスゴーで制作した後現在はブライトンを拠点に活動している。1990年代に、のちに彼のライフワークともなるウィットとブラックユーモアに富んだドローイングによって注目を集める。一連のドローイングや、テクストとイメージの組み合わせからなる絵画をはじめ、彫刻、剥製をつかった立体、写真、短編アニメーション、インスタレーションなど、きわめて多彩な活動で知られている。美術作品の展示制度に鋭く切り込んだインスタレーションに見られるように、シュリグリーの作品は、Marcel Duchamp (マルセル・デュシャン) やコンセプチュアル・アートに見られる知的な遊戯性を継承しながら、しばしば「難解な」と形容される現代美術の雰囲気とは無縁の、ナンセンスな明るさ、滑稽さに満ちている。「芸術は誰のためのものでもある」という信念のもとに、人々の共有地になりうるものとして、アートの可能性を開こうとしているシュリグリーの作品世界をぜひご覧あれ。

場所: Yumiko Chiba Associates
住所: 東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ ハリウッドビューティープラザ 3F
会期: 2023年11月18日 (土)〜2024年2月3日 (土)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 日、月、祝日 *2023年12月28日(木)〜2024年1月19日(金)まで休廊
入場料: 無料
HP: ycassociates.co.jp

遠藤文香「Swaying Flowers」

1994年生まれ、東京を拠点に活動する遠藤文香は、2021年東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了し、同年に「写真新世紀2021」佳作入賞 (オノデラユキ選)、2023年には Taka Ishii Gallery 前橋でのグループ展に参加する等、着実にキャリアを重ねてきた。その活動はアート業界のみならずファッションの世界でも評価され、今後も幅広い活躍が期待されるアーティストだ。本展で展示される作品「Swaying Flowers」は、遠藤が東京藝術大学在学中に制作した作品をリメイクしたもの。様々なカメラを用いて花々を撮影した写真を、布に転写、そして布の周縁を切り刻むことで、一つ一つ作品を創り上げた。さらに本作は支持体として採用した布に写真を転写し、それらを自らの手で切り裂くことで、本来二次元であるはずの花のイメージに新たなる質感を与えた。会場では、作品集『Swaying Flowers』も販売。自然観や神聖性をテーマに作品を制作することになる遠藤の原点となる本作を、是非会場でご覧あれ。

場所: LAG (LIVE ART GALLERY)
住所: 東京都渋谷区神宮前 2-4-11 Daiwa ビル1F
会期: 2023年12月1日 (金)〜2023年12月23日 (土)
時間: 13:00-19:00
休廊日: 日、月、祝日
入場料: 無料
HP: www.live-art-books.jp

植田光二「LOOK OUTSIDE THE BOX」

植田光二

写真家・映像作家の植田光二が、日常的に触れた素材や目にした光景を実験的に再現し、 アブストラクトなイメージを落とし込んだ作品展。植田は20代半ばから30代半ばまで、アメリカや中国などでファッションを主とした生産や小売、広告などを経験し、消費や生産、一時的な需要と供給などを、日常の身近なモノや光景から捉えてきたことが作品における重要な要素となった。例えば、ダンボールで言うと、どこにでもあって、なにかを保護するために一時的に必要とされ、消耗されるもの。ダンボールそのものに、ある切り取ったイメージを重ねることで、鑑賞者にどのような影響をあたえるのだろうか。新たな役割を得たダンボールなのか、あるいは意図的なイメージなのか。それによってうみだされる現象をユーモア交えながら解釈した作品群となっている。

場所: COMPLEXBOOST
住所: 東京都目黒区青葉台 1-15-10-1F
会期: 2023年12月8日 (金)〜2023年12月17日 (日)
時間: 平日13:00-18:00、休日12:00-18:00
休業日: 月曜
入場料: 無料
HP: www.complexboost.com

「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」

大巻伸嗣は、身体の感覚を揺さぶるような大規模なインスタレーションを創り出してきた現代美術家。本展は、国立新美術館の天井高8m、2000㎡にもおよぶ、柱の無い大きな展示室で開催される。これまでのシリーズをかつてない規模に拡大した最新インスタレーションや、世界を揺るがせたパンデミックのさなかに始められた映像による新作は、鑑賞者の身体と強く響き合うことだろう。大巻が創りあげる、現代の総合芸術をぜひ会場で楽しんで。

場所: 国立新美術館
住所: 東京都港区六本木7-22-2
会期: 2023年11月1日(水)〜2023年12月25日(月)
時間: 10:00-18:00 *金曜日・土曜日、12月3日・10日 (日)は20:00まで *入場はいずれも閉館の30分前まで
休館日: 火曜日
入場料: 無料
HP: www.nact.jp/exhibition_special

スターリング・ルビー「Heat. Minthe. Swells.」

Sterling Ruby “TURBINE. SWELLS.”, 2023 Acrylic, oil, and cardboard on canvas 182.9 x 132.1 cm © Sterling Ruby. Courtesy of Taka Ishii Gallery / Photo: Robert Wedemeyer

ロサンゼルスを拠点に活動する現代美術家 Sterling Ruby (スターリング・ルビー)。光沢のあるポリウレタンやブロンズ、鋼鉄を用いた立体作品から、ドローイングやコラージュ、ふんだんに釉掛けした陶器、油彩画、写真、映像、さらにはキルト、タペストリー、衣服、ソフトスカルプチャーといった布作品まで多様な素材や技法を駆使して作品を制作している。本展ではタカ・イシイギャラリーで2018年に展示した WIDW シリーズを拡大させたTURBINE (タービン) シリーズを展示。WIDWペインティングにも共通する、色彩やコラージュなどの要素が力強くあざやかなキャンバスを斜めに切り裂く様は、タービンや風車のみならずハリケーン、戦争、爆発や火−−すなわち「熱」の放出体を思い起こさせる。今回はタカ・イシイギャラリー (TERRADA ART COMPLEX II) のほか、タカ・イシイギャラリー 京都と東京の草月プラザでも個展を同時開催し、3つの展覧会すべてで新作を発表。この機会をお見逃しなく。

場所: (1)タカ・イシイギャラリー (TERRADA ART COMPLEX II)
(2)草月会館1F石庭「天国」
住所: (1)東京都品川区東品川1丁目32−8
(2)東京都港区赤坂7丁目2−21
会期: 2023年11月23日 (木)〜2023年12月23日 (土)
時間: (1)12:00-19:00
(2)10:00-17:00
休廊日: (1)月、日、祝日
(2)土、日、祝日 (12月23日10:00-15:00を除く)
入場料: 無料
HP: www.takaishiigallery.com

場所: タカ・イシイギャラリー 京都
住所: 京都府京都市下京区矢田町123
会期: 2023年11月25日 (土)〜2024年1月20日 (土)
時間: 10:00-17:30
休廊日: 日、月、火、水
入場料: 無料

NERHOL「REVERBERATION」

飯田竜太と田中義久の2人からなるアーティストデュオ Nerhol (ネルホル)。主に彫刻を行う飯田と、支持体となる紙や平面的構成に向き合う田中、両者の行為の融合によって作品を制作している。Nerhol は特定のモチーフの連続写真を何枚も物理的に積み重ね、それを彫刻し、出来上がった1つの作品によってそこに内包される重層的な時間と瞬間を語る。本展では近年 Nerhol の2人が継続的に取組んでいる帰化植物をテーマにしたシリーズを中心とした新作を発表。テーマとなっている帰化植物とは、本来の自生地から人間活動を含む様々な要因によって他の地域へ運ばれ、やがてその土地で野生化した植物のこと。本展で発表される帰化植物作品は Nerhol が近年制作を続けてきたシリーズの1つであり、私たちが普段何気なく目にするものを再び意識させ、そこに向き合う時間を与えてくれる作品群となるだろう。

場所: THE MASS
住所: 東京都渋谷区神宮前 5-11-1
会期: 2023年11月18日 (土)〜2023年12月26日 (火) *12月25日 (月)、26日 (火)特別開廊
時間: 12:00–19:00
休廊日: 月曜日、火曜日
入場料: 無料
HP: themass.jp

キヤノンギャラリー50周年企画展 柿本ケンサク写真展「As is」

©Kensaku KAKIMOTO

映像演出家・写真家の柿本ケンサク。社会には何気ない音や物体など無数の「点」が存在していると感じ、それらを今この瞬間の「ありのまま」の姿で撮影することをライフワークとしている。キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第5弾として開催される本展は、東京・品川のキヤノンギャラリーS、キヤノンギャラリー銀座・大阪の3拠点で順次開催。今回3拠点すべての写真展に「As is (ありのまま、あるがまま) 」という共通のタイトルを冠している。キヤノンギャラリーSでは、作品画像・映像を学習させたAIにより、過去の作品を変化させた氏のシグネチャー的とも言える「Time Tunnel」シリーズや、特有の抽象的なランドスケープの作品など、新作を含む計29点を展示。また、AI を使用した作品群に、音楽家の小林武史による音楽とクリエイティブディレクターの大木秀晃によるテキストを組み合わせた映像作品「en」も上映。キヤノンギャラリー銀座では日本国内のランドスケープ作品を21点、大阪では、社会に何気なく存在する物体などに着目し、被写体を氏独自の視点で切り取ることで新しいデザインとして再生させる代表的な「Trimming」シリーズの作品を中心に18点展示する。

場所: キヤノンギャラリーS
住所: 東京都品川区港南2-16-6 キヤノン S タワー1F
会期: 2023年11月24日(金)~2024年1月15日(月)
時間: 10:00-17:30
休廊日: 日、祝、年末年始
入場料: 無料
HP: canon.jp

場所: (1)キヤノンギャラリー銀座
(2)キヤノンギャラリー大阪
住所: (1)東京都中央区銀座3-9-7
(2)大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウェスト1
会期: 2023年12月12日(火)~2023年12月27日(水)
時間: (1)10:30~18:30
(2)10:00-18:00
休廊日: 日、月、祝休
入場料: 無料

デニス・モリス「Portraits of the King」

ジャマイカ系英国人の写真家 Dennis Morris (デニス・モリス)。本展は、数多くのミュージシャンたちのアイコニックなポートレートで知られるデニスの作品の中でも、とりわけ象徴的なレジェンド・ミュージシャンのひとり、ボブ・マーリーを捉えたポートレートの中から、26点の未公開作品で構成される。デニスは本展にあわせて「偉大なるボブ・マーリーから放たれる愛、喜び、希望、反抗心、そして彼の強さを感じてほしい。キングよ、永遠なれ!」とコメント。本展にあわせてデニスの来日も予定している。また、会場には展示されている作品をおさめた写真集『PORTRAITS OF THE KING』が先行発売され、11月17日および11月18日にサイン会を開催する。

場所: アニエスベー ギャラリー ブティック
住所: 東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F
会期: 2023年11月18日 (土)〜2023年12月10日 (日)
時間: 12:00-19:00
休廊日: 月曜日
入場料: 無料
HP: www.agnesb.co.jp

ヴァジコ・チャッキアーニ、ウィル・ ローガン、ハルーン・ファロッキ、アピチャッポン・ウィーラセタクン「SCAI PIRAMIDE SCREENING PROJECT vol. 2 – Inextinguishable Fire」

Vajiko Chachkhiani “The Warm Winter Sun” 2022, Single channel 4K video (color, sound) , 18min 7sec Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE

「消えない炎」を意味する本展タイトルは、ドイツの映像作家で理論家 Harun Farocki (ハルーン・ファロッキ) によるベトナム戦争とナパーム弾についての考察を巡る同名のメタドキュメンタリーから引用された。参加するアーティストは、個人的な記憶と歴史の外傷的出来事を彫刻やインスタレーション作品で取り扱う Vajiko CHACHKHIANI (ヴァジコ・チャッキアーニ)、ファウンド・オブジェを用いた彫刻表現で知られるアメリカ出身の作家 Will Rogan (ウィル・ローガン)、ドイツ実験映画の巨匠で理論家の Harun Farocki (ハルーン・ファロッキ)、タイの映画監督・美術作家の Apichatpong Weerasethakul (アピチャッポン・ウィーラセタクン) の計4名。「火」をモチーフに描かれる三者三様の映像世界を紹介するとともに、第一室ではテーマに沿ってセレクトされた立体作品およびインスタレーションが展示される。実験映画の巨匠から新進気鋭のアーティストによる映像作品で構成された本展にぜひ足を運んでみて。

場所: SCAI PIRAMIDE
住所: 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 3F
会期: 2023年10月20日 (金)〜2023年12月16日 (土)
時間: 12:00-18:00
休廊日: 日〜水、祝日
入場料: 無料
HP: www.scaithebathhouse.com

「GUCCI VISIONS」

2023年6月にオープンしたグッチ銀座上層階の「グッチ銀座 ギャラリー」で開催中の「Gucci Visions」は、GUCCI (グッチ) の102年の歴史を振り返り、そのシグネチャーアイテムやアイコニックなモチーフ、そして唯一無二のクリエイションを築き上げてきた歴代のクリエイティブ・ディレクターや職人たちの才能にオマージュを捧げるエキシビション。2フロアからなる空間に6つのイマーシブな展示ルームを展開。GUCCI を象徴するテーマやアイコン、そしてハンドバッグ、ラゲージ、ウェアなどアーカイブから厳選された展示品の数々は、GUCCI の芸術性が永遠に続いていくことを物語っている。夢を抱いてブランドを創設した Guccio Gucci (グッチオ・グッチ) から、パイオニア精神と共に歩んだその息子たち、そしてパワフルなイマジネーションを発揮した近年のクリエイティブ・ディレクターたちに至るまで、GUCCI を世界有数の愛されるラグジュアリーブランドへと育て上げた先人たちの、クリエイティブな作品を会場でご覧あれ。

場所: グッチ銀座 ギャラリー
住所: 東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座6-7階
会期: 2023年10月19日(木)〜2024年 春
時間: 11:00-20:00
入場料: 無料、予約不要
HP: www.gucci.com

「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI – パラヴェンティ:田名網 敬一」

本展のテーマは「屏風」。特にスクリーン (屏風) とスクリーンを重ねたり、その中に組み込まれたりするデジタル体験が浸透している現在において、屏風がどのような影響を受けているかに焦点を当てる。機械による画像処理技術が登場する19世紀以前では、屏風は見せる場ではなく、主に保護するために置かれるものだったという。会場には、1960年代から日本を代表するポップアーティストの一人である田名網敬一が、プラダ 青山店の会場のために制作したアート作品をに加え、16世紀に活躍した日本人水墨画家・式部輝忠の「梅竹叭々鳥図屏風」(六曲一隻) も展示。また本展は、上海の「プラダ・ロンヅァイ」でも同日からスタートするほか、ミラノのプラダ財団による大規模なグループ展「Paraventi:Folding Screens from the 17th to 21stCenturies (パラヴェンティ:17世紀から21世紀の屏風)」でもあわせて開催される。

会場: プラダ 青山店 5F
住所: 東京都港区南青山5-2-6
会期: 2023年11月3日 (金)~2024年1月29日 (月)
時間: 11:00-20:00

「さいたま国際芸術祭 2023」

さいたま国際芸術祭は、さいたま市を舞台に3年に一度開催される芸術祭。2016年に一回目の芸術祭を開催して以来、文化芸術を活かした地域の活性化や都市の魅力向上を目指し、文化芸術都市としてのさいたま市を創造するため、国内外のアーティストと共に展開している。今回のテーマは「わたしたち」。気候変動、社会格差、分断など、さまざまな問題を抱える世界をあらたな目線でもう一度「みる」ことにつながる芸術祭を目指す。現代アートチーム「目 [mé]」のディレクションによる芸術祭メイン会場 (旧市民会館おおみや) には、音楽家・作曲家の Terry Riley (テリー・ライリー)、映画監督の濱口竜介など、国内外から多数のアーティストが参加。「わたしたち / We」をテーマとする本芸術祭の中で、独自の世界観をもつアーティストたちが様々な作品を展開する。

場所: 旧市民会館おおみや
住所: 埼玉県さいたま市大宮区下町3丁目47−8 さいたま市民会館おおみや
会期: 2023年10月7日 (土)〜2023年12月10日 (日)
時間: 日・火~木 10:00-18:00、金・土 10:00-20:00
休館日: 月曜 (祝日の場合は開館、翌日休館)
入場料: 【1DAYチケット】一般¥2,000、さいたま市民¥1,500 【フリーパス】一般¥5,000、さいたま市民¥3,500
*会期以外はすべてメイン会場
HP:artsaitama.jp

「即興 ホンマタカシ」

ホンマタカシ《広島平和記念資料館》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2013年 ©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU

本展はホンマタカシにとって日本の美術館で開かれる約10年ぶりの個展。作家は建築物の一室をピンホールカメラに仕立て、世界各地の都市を撮影した、本展の中核をなす出品作品「THE NARCISSISTIC CITY」や葛飾北斎の「富嶽三十六景」に着想を得て、富士山を写したシリーズ「Thirty-Six Views of Mount Fuji」など、計約60点を展示する。そして、タイトルにも用いられている「即興」という言葉が本展では一つのキーワードとなる。作品や展覧会自体に偶然性を取り入れることに作家の現在の関心はあり、作品の中にも文字として現れる本展の英題「Revolution 9」は、イギリスのロックバンド、ビートルズが様々な音源を元にコラージュのように制作した、同名曲へのオマージュとして捧げられている。 本展では、この10年あまりに制作された作品を中心に、写真・映像表現にラディカルな問いを投げかける作家の今に迫る。

場所: 東京都写真美術館
住所: 東京都目黒区三田1丁目13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期: 2023年10月6日 (金)~2024年1月21日 (日)
時間: 10:00-18:00 (木・金曜日は20:00まで、図書室を除く) *入館は閉館時間の30分前まで
休館日: 月曜日 (月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始 (12/29-1/1)
入場料: 一般¥700/学生¥560/中高生・65歳以上¥350、小学生以下・都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者 (2名まで)、年間パスポートご提示者は無料/第3水曜日は65歳以上無料/1月2日 (月)、3日 (火) は無料。開館記念日のため1月21日 (日)は無料
HP: topmuseum.jp/contents/exhibition

 

「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」

カクテル・ドレス―ピート・モンドリアンへのオマージュ 1965年秋冬オートクチュールコレクション  © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger

本展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て開催される大回顧展。21歳の若さで衝撃的なデビューを果たしてから、自身のブランド「イヴ・サンローラン」初のコレクションを成功させ、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史をルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む262点によって、12章構成で紹介する。「モードの帝王」の創作を見ることができる、またとない機会だ。

場所: 国立新美術館 企画展示室1E
住所: 東京都港区六本木7-22-2
会期: 2023年9月20日 (水)〜2023年12月11日 (月)
時間: 10:00-18:00 (入場は閉館の30分前まで) *毎週金・土曜日は20:00まで
休館日: 火
入場料: 一般¥2,300、大学生¥1,500、高校生¥900 *事前予約不要、中学生以下は入場無料、障害者手帳を持参の方 (付添の方1名を含む) は入場無料、10月7日(土)〜9日 (月・祝) は高校生無料観覧日 (学生証の提示が必要)
HP: ysl2023.jp

ケリス·ウィン·エヴァンス「L>espace)(…」

Sentiment 2010年 ©︎ Cerith Wyn Evans Photo credits: Courtesy of the artist and White Cube, London

ルイ・ヴィトン表参道ビルの7階に位置するエスパス ルイ・ヴィトン東京で行われる本展は、フォンダシオン ルイ·ヴィトンの所蔵コレクションを東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパス ルイ·ヴィトンで展開する「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの一環として開催されるもの。今回は、光や音など抽象的な素材を用いて、感覚に強く訴えかける作品を制作している、英国ウェールズ生まれのアーティスト Cerith Wyn Evans (ケリス・ウィン・エヴァンス) の作品を展示する。

場所: エスパス ルイ·ヴィトン東京
住所: 東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
会期: 2023年7月20日 (木)〜2024年1月8日 (月)
時間: 12:00-20:00
入場料: 無料 *事前来館予約も可能
HP: www.espacelouisvuittontokyo.com

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